2014年11月6日木曜日

わくわく

今月から”ここのがっこう”のプライマリーコースで勉強することになった。

これまで1人でもんもんと考えてきた、ファッションをクリエイトするとはどういことなのか、お洒落とは何か、ファッションとは何か。そういう概念であったり哲学的な部分を考え、議論できる環境に身をおけることにとてもわくわくする。

この機会でまず一つはっきりさせたいことがあって、それは服やファッションのどこが好きなのか。

服が好き、ファッションが好きという言葉をちょくちょく自分でも使ってしまうんだけど、すごく曖昧だなってずっと思ってて

大学1、2年まで服が好きと言っても服を”着ること”が好きだったり、”買うこと”が好きだったりだったと思う。
でも、服を着ることとか、買うことが逆に嫌いな人の方が少ないでしょ。って話で、それって特別好きって訳ではないなって。

就活でファッションという方向を選んだのには、友達の選択というのが影響を与えてくれたものもあるのだけど、その時、ただ単に着る、買うことだけが好きという訳じゃないことに気づいたからその選択に繋げたのかなと思う。

じゃあ何が好きの核なのかなってずっと考えてるんだけど、なかなか明確にならなくて、その好きの核をはっきりさせたい。

でも、とりあえず一つに”ファッションを考えること”が好きなのかなって思って。
それもまだまだ曖昧なんだけど、デザイナーがどういう思いからそれをデザインしたのかとか、ストリートにはどういった思想が存在してるのかとか。それらを考えた上で、何故自分はその服を選んで着るのだろうかを考えることが今は一番好きで楽しい。
ただ、もっとその部分は明確に言語化できるところまで考えて考えたい。

その上で、それをクリエイションに繋げていける力をつけていきたいというのが今の目標。

わくわくする!頑張ろう!


2014年10月11日土曜日

ピカピカ光る靴

最近、見かけたちびっ子が、歩く度にピカピカ光る靴を履いていて

すーごくいいなあって思った。

今思い返してみると、何かを身にまとうってことで、初めてわくわくしたのは、ピカピカ光る靴だった。

もしかしたら違うかもしれないけれど、覚えてる中ではその靴で、だからそれが初めて。

もう服や靴に興味が無い人でも、きっとあの靴と出会ったときは多くの人がわくわくしたと思う。

歩くたびに赤、緑、青に光る靴に、その一歩一歩がわくわくで、あの感覚はもう味わえないものかと少し悲しくなった。

今は今で、好きな服を着ている時間はとてもわくわくするけれど、光る靴に感じた特別なわくわく感は忘れたくないとすごく思った。

おわり


2014年9月21日日曜日

服を買うこと

最近スナップを町中で撮っていてすごく思うのが、着ている物について「どこのブランドか分からない」「どこで買ったか忘れた」なんていう人がすごく多い。

別に有名なブランドでなかったり、セレクトショップで買ったりすると、ブランドが分からなくなるということも少しは分かる。けど、どこで買ったか忘れてしまうのはとても不思議だなと思う。

少なくとも、自分自身は服に深く興味を持つようになった高校生時代から買ったものについては、どこで買ったか、誰と買いに行ったか、どこのブランドかなんていうことは全部覚えてる。

というよりも、忘れそうになる事がない。
 で、
”服を買う”という行為がどういうことか。って考えてみると、気に入った物に対して、お金を払って持ち帰ってくるということなんだけど、

でも、そこには色々なコンテクストがあって

その服を欲しくなるというという理由の裏には、その時の流行もあれば、そのシルエットや素材感、色味に一目惚れしちゃったからって事もある。
もっというなら、好きな異性の服の趣味であったり、好きな俳優、女優に影響されることもあると思う。

だから、その欲しい服を買うという行為はすごく大切なことで、僕はその背景にあるコンテクストを記録する意味があると思う。

時間が経ってその服を見ると、これは誰と買いに行って、この時○○だったからこれが欲しかったんだよなあ、って色んな思い出がすごくよみがえってくる。

その感覚がすごく好きで、

旅先で思い出を残すためにシャッターを切る、後々その写真を見返して、思い出に浸る。その感覚に似ているなあと、思うのでした。








2014年9月12日金曜日

しゅうかつとか

就職活動を振り返ってみると、すごく自身と向き合う機会になったなって思っていて。
ITを勉強して、ホームページが作れて、WEB制作のインターン、アルバイトして、それが今後の時代のニーズだから。
そんな理由でIT関連から就職活動をはじめて、でも、その仕事でいいかな程度の気持ちで、したいとは一度も思ったことがなかった。

本当はファッションデザイナーになりたいっていうのが正直ずっと思ってたことで、普通の四大を出て、パターンも引けず、ミシンも使えない。だから、就職活動の前から”いつかなれたら”で納めた。
で、実際に受けたのは、プログラマー、WEBデザイナー、WEBディレクターだった。

それで思ったのは、大学で学んだことをベースに、やれることの中から、しいて少しでもやりたいと思えることを、選ぶことが就活なんだと思った。
その妥協点に対して、自分にこの選択で正しかったと言い聞かせて、次第にそれがやりたいことだと思うようになっていってしまうんだなって思った。

 上手く内定が出なくて、それで割り切った部分ももちろんあるし、友達の影響もある。
でも、やっぱり本気でやりたいことを目指す以外で働く人生ってすごく嫌だと思った。

最終的には、アパレルで働きながら、学校でパターンを学ぶという選択をとったわけだけど、普通のサラリーマンと比べて給料も低いし、色々リスクはある。けど、ITを受けていた頃と違って、大好きなことだからすごく明確に将来のビジョンがイメージ出来る。
3年後、5年後、8年後、10年後どうありたいからどうするべきかということが。
これは、自分自身でも驚いているし、この選択が正しかったと思える理由にもなった。

来年からは好きなものの中で働いて、学んで、本気でやりたいと思えることを目指す。
だから、もう、大好きなことじゃないみたいな言い訳は二度と出来ないし、とにかくがむしゃらにやるしかないけれど、すごく今はわくわくできる。

頑張ろう!

2014年8月30日土曜日

小学生のこと

服に関して日々感じた事を忘れないように書き留めておこうと思います。


紙のドレスを作って着ている小学生(http://www.huffingtonpost.jp/2014/02/27/4-year-old-paper-dresses-fashion-by-mayhem_n_4864777.html)
最近、もっとも心が動かされました。

母と子供で、紙でドレスを作り、着た姿をいつか見返した時に本当に大切な思い出になるのだろうなと思います。こんなことをしていたら洋服を好きになってしょうがないのだろうなと、少しうらやましくも感じました。

また、先日、渋谷で行われていたモードバービー展に行き、初めてバービー人形というものをしっかりと見て、その人形が着ている洋服のクオリティや、その時代時代のファッションが如実に現れていることに非常に驚かされました。
服という立体物として、時代時代のファッションの流れを通して見れるというのは、バービー人形でしかあり得ないことなのかな思います。


上の2つのことが頭にある時に、テレビでお洒落小学生というのを見ました。
「好きなブランドは?」の問いに
「アルマーニ」「バーバリー」などの答え。
実際にバーバリーのパンツにアルマーニのベルト、、
これを見たときにすごく可哀想だなと思いました。

クオリティの高いものに幼い頃から触れるというのはもちろんいい面もあると思います。

けれど、小さい子にとってお洒落は”憧れ”であることが大切なのではないかなと思います。
紙のドレスにしろ、バービーにしろどちらも決して本物ではありませんが、それらはいつかは本物を着たいといった”憧れ”を通して、洋服を好きなるという過程を与えてくれると思います。

一方で、小さい頃から本物を買い与えてもらうということは、お洒落が憧れるものではなく、簡単に実現できるものになってしまいます。また、ブランドものを買い与えられては、ブランドが先行して、デザインといったものを通して好きになれているのかということも疑問です。


大人がちやほやされるために、子供が大人のバービー人形のようになっているように思いました。